東洋エンジニアリンググループ(TOYO)の韓国法人Toyo-Koreaは3月2日、インドネシア最大の石油化学会社チャンドラアスリ・ペトロケミカル(CAP)から、ポリエチレン製造設備のFEED業務を受注した、と発表した。
FEED (Front End Engineering Design)とは、EPC(設計・調達・工事)の前段階で、技術的課題や概略費用などを検討する基本設計のこと。
今回のプロジェクトは、CAPがインドネシア・ジャワ島西部チレゴンの石化コンプレックス内に、年産40万tのポリエチレン製造設備を新設するもの。
ポリエチレン製造設備は、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン低密度ポリエチレン(mLLDPE)を生産することが可能である。
2017年1月には、Toyo-KoreaとTOYOのインドネシア法人イーカーペーテー(IKPT)が、CAPの子会社ペトロケミヤ・ブタジエン・インドネシアから、インドネシア・ジャワ島西部チレゴンにおいて、ブタジエン製造設備のEPCを受注した。
ブタジエン生産能力を、現在の年産10万tから13万7,000tへ増強するプロジェクトで、プラントの完成は、2018年夏の予定。
TOYOは、CAPのプロジェクトに多くの実績がある。現在仏ミシュランとCAP子会社との合弁会社、シンセティック・ラバー・インドネシア向けに、合成ゴム製造設備を建設中である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東洋エンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.toyo-eng.com/jp/ja/company/news/?n=583