バランスのよい経営基盤を構築
鹿島建設は、3月2日、オーストラリアの現地法人カジマ・オーストラリア社が、同国の準大手建設会社Cockram(コクラム)社を買収したことを明らかにした。
Cockram社の概要
Cockram社は、ビクトリア州メルボルン近郊のアボッツフォードに本社を置き、オーストラリアの主要都市のほか、中国、アメリカ、ニュージーランドでも事業を展開中である。
特にオーストラリア国内においては、医療・福祉施設、教育・研究・文化施設、生産施設など、非住宅分野の建設事業を得意分野とするほか、中国においては、欧米および日系資本による大型医薬品工場・研究所のEPCM(Engineering、Procurement、Construction Management)の実績も数多い。
アジア太平洋地域にて相乗効果を発揮
同社は、2015年4月、住宅分野の建設・開発事業を得意とするIcon社を既に買収しており、オーストラリア国内における現地企業の買収は、今回が2例目となる。
将来的には、得意分野が異なるCockram社とIcon社の合併も見据えており、同社は今後もアジア太平洋地域において、幅広い事業を展開していく方針だ。
(画像は鹿島建設のホームページより)
▼外部リンク
鹿島建設 プレスリリース
http://www.kajima.com/news/press/201703/2m1-j.htm