戸田建設、トンネル覆工コンクリート湿潤養生で「WALKミスト工法」を新開発

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戸田建設、トンネル覆工コンクリート湿潤養生で「WALKミスト工法」を新開発

2017年02月21日 12:45

新工法で課題を解決

戸田建設は、2月17日、マシノと共同で、トンネル覆工コンクリートの長期湿潤養生方法「WALKミスト工法(自動走行型全周ミスト噴霧工法)」を開発したことを発表した。

トンネルの覆工コンクリートは、高い耐久性が求められる構造物だ。その耐久性を維持するためには、湿潤養生が重要とされ、これまで、浸水工法・ミスト散布工法・表面被覆工法などを採用してきたが、長い区間における湿潤養生では、施工手間やコスト削減が課題として挙げられていた。

新工法の概要

新工法の基本構造には、マシノ製の「トンネルミスト、NETIS CG-080012-VR」を採用。

路盤に設置した2軌のレール上を、ミスト噴霧ノズル等を装備した無人装置が、自動で反復走行しながら、覆工コンクリート面の全周に長期間ミストを噴霧する工法で、養生区間全域に設備を設ける従来工法と比較して、設備コストの大幅削減を実現した。

ミストの供給水は、600リットルタンクの場合、約12時間の連続ミスト噴霧が可能。

また、自動的に停止する機能を搭載していることから、夜間でも無人で安全に稼働し続け、覆工コンクリート面を均一に湿潤状態にすることができるという。

トンネル工事に積極的に適用

同社は、熊本県で施工中の「瀬目トンネル」において、新工法による長期湿潤養生を実施。湿潤効果、施工性、安全性について十分な効果を確認した。

なお、今後、新工法のさらなる改良を重ね、覆工コンクリートの品質向上に努めるとともに、同社施工のトンネル工事に順次採用していく方針である。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

戸田建設 プレスリリース
http://www.toda.co.jp/news/2017/20170217.html

マシノ ホームページ
http://www.mashino.co.jp/

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