ごみ処理発電施設の設計・建設と20年間の運営業務
2017年02月15日、川崎重工業株式会社は、富士市より「新環境クリーンセンター整備運営事業」を受注したと発表した。
同事業は、ごみ処理発電施設の設計・建設から運営までを民間委託するDBO方式で発注され、完工予定は2020年9月30日で、運営期間は2020年10月1日~2040年9月30日の20年間だ。
なお、同施設は、同社と、地元企業の株式会社石井組および株式会社井出組からなる共同企業体が建設する。また、同社と株式会社シンキの特定共同企業体が運営事業を担当する。
富士市新環境クリーンセンター整備運営事業の概要
同施設の建設場所は静岡県富士市大淵で、ごみ焼却施設として、1日あたり125トンの処理能力を有するストーカ式焼却炉を2炉(合計250トン)備えている。
また、少ない空気量でごみを完全燃焼できる並行流焼却炉には、ろ過式集じん器、触媒脱硝装置や排ガス再循環システムなどを設置して、ダイオキシン類や一酸化炭素などの有害物質排出を抑制し排ガス量を低減する。
なお、焼却廃熱で温水を作って、余熱利用体験施設に供給する。
さらに、高温高圧ボイラで発生した蒸気を利用し、復水式蒸気タービン発電機により高効率に発電して、施設内の電力を賄い、余剰電力を売電する。
(画像はプレスリリースより)
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