デンカは、2月15日、北陸電力と共同で設立した「黒部川電力」が、新潟県糸魚川市の小滝、山之坊地内において、水路式発電所としては国内最大級の新水力発電所「新姫川第六発電所」を建設することを発表した。
これに先立ち、「黒部川電力」は、2014年8月より環境・土木調査や検討を進めていたが、今回その結果を踏まえ、正式に建設することを決定した。
新水力発電所は、隣接する「姫川第六発電所」の取水設備を有効活用し、導水路、水槽、水圧管路、余水路、発電所、放水路、放水口を新たに設置。
最大出力は、2万7,500kW、年間発電量は、一般家庭約2万7,200世帯の使用量相当分の約8,500万kWh、CO2削減量は、年間約5万トンを見込み、デンカは、発電開始から20年間、固定価格買取制度を利用して売電していく計画だ。
なお、来年8月に着工、運転開始時期は、2022年4月を目指す。
デンカは、二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーである水力発電を積極的に推進しており、新潟県糸魚川市の青海工場近隣に、流れ込み式水力発電所を15カ所保有している。
また、現在、「新青海川発電所」を建設中であり、今後も引き続き、環境に配慮した取り組みを通じて、低炭素社会の実現に努める方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
デンカ プレスリリース
http://www.denka.co.jp/news/pdf/20170215_shinhimeroku.pdf
北陸電力 プレスリリース
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/17021501.pdf
黒部川電力 プレスリリース
http://www.kurobegawa-denryoku.com/