クラスコは9日、子会社であるクラスココンサルファームが外壁診断・提案書自動作成システム「がいへきんぐ」をリニューアルし、4月1日より発売すると発表した。
物件の維持管理において求められる外壁の修繕提案は、施工に多くの専門知識が必要であることから、従来は各社で経験豊富なスタッフがこれを行うのが通例であった。
こうした状況をうけて開発された「がいへきんぐ」は、経験の浅いスタッフでも外壁修繕営業用提案書を容易に作成することができるソフトウェアだ。
一級建築士と一級建築施工管理技士、外壁劣化診断士、そして外壁施工管理技士が監修した同ソフトは、必要となる入力内容や現地で確認すべきポイント、撮影箇所を自動的に表示。携帯端末で撮影・入力をするだけで、経験を問わずプロレベルの提案書作成と分析を行うことが可能となっている。
この度のリニューアルでは、的確な診断に役立つ専門家コメントの自動反映機能を追加。一級建築士らによるコメントが手元の端末から参照でき、加えて物件確認や写真撮影、報告書作成も並行して行うことができる。
また、類似した設計での工事時にデザイン費用と手間の削減に役立つ、外壁デザインも新たに追加。クラスコがデザインした、外壁の色品番記載パース図を参照することが可能だ。
さらに、外壁のデザイン集をシステム上に格納できる「オーナー提案用ツール」も新たに追加。「がいへきんぐ」を実際の提案に活用するうえで、ビジュアル素材によってより効率的な提案につなげられるよう工夫が施された。
「がいへきんぐ」の利用料金は初期費用300,000円、月次料金20,000円から。なお3月末までの申し込みで、初期費用240,000円、月次料金16,000円となるスタートアップキャンペーンも開催中だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
クラスコ プレスリリース
http://www.crasco.jp/information/news/4080/