一般社団法人日本機械工業連合会主催の「第37回優秀省エネルギー機器表彰」
2017年02月10日、日立造船株式会社は、同社の「小規模ゴミ焼却施設用パネルボイラ式排熱回収発電システム」が、一般社団法人日本機械工業連合会主催の「第37回優秀省エネルギー機器表彰」において、「日本機械工業連合会会長賞」を受賞したと発表した。
「優秀省エネルギー機器表彰」は、優秀な産業用省エネルギー機器の開発、実用化を通じて、エネルギーの効率的利用の促進に貢献していると認められる企業、企業グループを表彰するもの。特に優秀な省エネルギー機器が、「経済産業大臣賞」、「資源エネルギー庁長官賞」、「日本機械工業連合会会長賞」に表彰される。
同社は、2014年度にも、「最適反応制御型高効率無触媒脱硝装置」により、「資源エネルギー庁長官賞」を受賞している。
「小規模ゴミ焼却施設用パネルボイラ式排熱回収発電システム」の概要
ごみ焼却施設に新たに発電設備を設置する際には、焼却炉上部の冷却設備をボイラによる熱回収設備に改造する必要がある。
同システムは、4枚のパネルを組み合わせるだけで製作が可能なパネルボイラを使用して、ボイラの製作費・工事費を低減することが可能で、導入後のメンテナンスや運転も容易だ。
焼却能力が90トン/日の施設において同システムに変更した場合、排ガスからの熱回収率は約2倍以上に向上し、施設運転の電力使用量は、一般家庭400世帯分の年間電力消費量に相当する1,440MWhを削減できる見込みで、年間500トンのCO2削減が可能となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日立造船 ニュースリリース
https://www.hitachizosen.co.jp/release/2017/02/002491.html