国土交通省は2月2日、平成28年度2級土木施工管理技術検定試験の「学科試験」および「実地試験」の合格者が決定した、と発表した。
平成28年より、2級土木施工管理技術検定試験の学科試験は、17歳以上の全ての者が受験可能となった。そのため、土木の学科のみの受検者が、昨年度の5,663人から今年度7,054人と約1,400人増加した。
土木の学科試験受検者の総数は、昨年度の33,383人から今年度33,992人で、609人の増加であった。鋼構造物塗装は、昨年度402人から今年度387人に減少した。薬液注入は、昨年度130人から今年度128人と横ばいであった。
土木の実地試験受検者の総数は、昨年度31,792人から今年度34,400人で、2,608人の大幅増となった。鋼構造物塗装は、昨年度460人から今年度485人と増加した。
薬液注入は、昨年度139人から今年度169人と増加した。
学科試験は、土木、鋼構造物塗装、薬液注入において、40問中24問以上正解が合格基準であった。
土木の学科試験合格者は16,422人、合格率は48.3%となり、昨年度の合格者数22,198人、合格率66.5%より大幅に下がった。学科のみの受検者の合格者は2,422人、合格率は34.4%と少なかった。
鋼構造物塗装の学科試験合格者は119人、合格率30.7%。昨年度の合格者数249人、合格率61.9%よりほぼ半減した。
薬液注入の学科試験合格者は72人、合格率56.3%。昨年度の合格者数90人、合格率69.2%より少なかった。
実地試験の合格基準は、土木、鋼構造物塗装、薬液注入ともに得点が60.0%以上であった。
土木の実地試験合格者は10,273人、合格率は29.9%となり、昨年度の合格者数11,336人、合格率35.7%よりやや減少した。
鋼構造物塗装の実地試験合格者は86人、合格率17.7%。昨年度の合格者数145人、合格率31.5%より大幅に減少した。
薬液注入の実地試験合格者は42人、合格率24.9%。昨年度の合格者数37人、合格率26.6%よりやや増加した。
合格者受験番号、試験問題およびその他の内容は、一般財団法人全国建設研修センターのホームページに掲載する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
https://www.mlit.go.jp/common/001170881.pdf