川崎重工など、ウズベキスタンで中・小型高効率ガスタービンコージェネシステム実証事業を実施

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川崎重工など、ウズベキスタンで中・小型高効率ガスタービンコージェネシステム実証事業を実施

2017年01月31日 16:00

ウズベキスタンでガスタービンコージェネレーションシステム実証事業を実施

川崎重工業株式会社は1月30日、丸紅ユティリティ・サービス株式会社と共同で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との間で、ウズベキスタン共和国において「国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業」の事業委託契約を締結した、と発表した。

NEDOは2016年10月14日、ウズベキスタン共和国政府と基本協定書(MOU)を締結し、フェルガナ地区の熱電併給所と熱供給所に、中・小型高効率ガスタービンコージェネレーションシステムの実証事業の実施に合意した。

発電出力7MW級と17MW級のガスタービン発電装置を導入

ウズベキスタンでは、旧ソ連時代に建設され老朽化した既存発電施設を近代化し発電効率を向上させ、国内の電力需要増に対応した供給量の確保を目指している。

大小合わせて2,000ヶ所以上存在する熱供給所を熱電併給所に転換させる計画である。

川崎重工と丸紅ユティリティ・サービスは、ウズベキスタン・フェルガナ市内にある国営電力会社ウズベクエネルゴ社フェルガナ熱電併給所に、発電出力17MW級のガスタービン発電装置「GPB180D」と排熱回収蒸気ボイラで構成する高効率ガスタービンコージェネレーションシステムを設置し、熱電併給の高効率化を図る。

また、フェルガナ市内のRK3熱供給所に、発電出力7MW級のガスタービン発電装置「GPB80D」と排熱回収温水ボイラで構成するコージェネレーションシステムを導入し、熱供給所の熱電併給化を実証する。

中・小型の高効率ガスタービンコージェネレーションシステム導入により、電力供給の分散化を図り、既設火力発電所の天然ガスの消費量を削減し、送電距離を短縮して送電ロスを低減する。

実証事業の成果を周辺諸国へ横展開する

実証事業により、従来システムに比べ38%の省エネ効果を上げ、電力と熱の安定供給を目指す。

その成果をウズベキスタン内に普及させるばかりでなく、数多くの熱供給所が存在する周辺諸国への横展開も検討する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

川崎重工業株式会社のニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20170130_1.html

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