丸紅株式会社は1月25日、ドイツ・シーメンスグループと共同で、タイ王国電力庁(Electricity Generating Authority of Thailand、EGAT)より出力約1,200MWの大型複合火力発電所案件を受注した、と発表した。
工事の案件名は、南バンコク火力発電所リプレースメント・プロジェクト・フェイズ1(South Bangkok Power Plant Replacement Project Phase 1)。総受注額は、約600億円。2019年末の完工を予定している。
稼働中の火力発電所は、タイ王国バンコク近郊、サムットプラーカーン県ムアン地区、チャオプラヤー川沿いにある。この旧式の火力発電所を、高効率で環境負荷が小さいガス焚き複合火力発電所にリプレースする。
丸紅とシーメンスグループは、EGATと設計、調達から土木・据付工事、試運転までを含むフル・ターンキー契約を締結した。
シーメンスグループは、ガスタービン、蒸気タービン、発電機、排熱回収ボイラー等の主要機器を2系列納入する。
丸紅は、関連機器の調達や土木設計、土木・据付工事等を取りまとめる。
丸紅とシーメンスグループは共同で、過去10年間にタイにて同規模の案件を計4件受注している。実績と技術力が評価され、今回の受注となった。
また、丸紅のタイにおける発電所受注実績は、合計約11,000MWとなり、タイの総発電容量の約30%を占めている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
丸紅株式会社のニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2017/release/00003.html