大建工業株式会社は1月18日、システム収納の新しい施工方法として「オンボード工法(収納接着工法)」を開発し、12月21日より提案を開始した、と発表した。
近年、住宅リフォーム市場が拡大し、利便性の高いシステム収納の需要が多くなったが、転倒防止のためビス固定で壁面へ取り付ける必要がある。
戸建て住宅は、システム収納の取り付けに際して、壁下地にビス固定に必要となる合板などがない場合が多い。そのため、壁下地の工事が必要となり、余分な工事期間や費用がかかった。
マンションなどの集合住宅において、隣の住戸との間の壁に取り付ける場合は、戸建て住宅同様の工事が必要で、管理組合などの承認を得なければならない場合が多い。
オンボード工法(収納接着工法)は、リフォームなどでシステム収納を取り付ける際に、接着により壁面への取り付けを行う業界初の施工方法である。
システム収納を取り付ける箇所の壁面のクロスを剥がし、専用の施工桟を既存の壁に接着固定し、施工桟にシステム収納を専用金具で固定する。
この方法は、合板下地が入っていない壁やマンションにおける隣の住戸との間の壁などにも、システム収納を取り付けができる。また、工期短縮や工事費用の削減も可能である。
大建工業は、工期短縮や工事費用の削減につながる省施工製品の開発強化に取り組んでいる。「オンボード工法」の開発により、システム収納・クローク収納内部ユニットの2018年度の売上目標は、2015年度の1.5倍である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大建工業株式会社のニュースリリース
http://www.daiken.jp/news/newsDetail/836/