北米投資を拡大
電源開発(Jパワー)は、1月12日、米国現地法人を通じて、テナスカ・ペンシルバニア・パートナーズ社(以下、テナスカPP社)が所有する、米国「ウェストモアランド火力発電所」プロジェクトの権益を、25%取得したことを発表した。
なお、テナスカPP社は、米国の独立系大手エネルギーグループであるTenaska,Inc.の関係会社(以下、テナスカ社)および三菱商事の100%子会社であるDiamond Generating Corporation(以下、DGC社)が出資する米国法人。今回の権益取得により、残りの75%は、テナスカ社とDGC社が所有することとなった。
新発電所の概要
テナスカPP社は現在、米国ペンシルバニア州ウェストモアランド郡ピッツバーグより南東約60キロメートルの地に、「ウェストモアランド火力発電所」を建設している。
出力規模は92万6,000キロワット、燃料に天然ガスを用い、発電方式にはコンバインドサイクルガスタービンを採用した発電所であり、2018年中に営業運転をスタートする計画だ。
なお、運転開始後は、米国最大の電力自由化市場であるPJMに供給する予定である。
海外持分出力目標は1,000万キロワット
今回の権益取得により、同社の北米投資は11プロジェクト、営業運転開始後の持分出力は、約200万キロワットとなる。
米国は、自由化の先進市場。同社は、海外発電事業を推進し、2025年度の海外持分出力1,000万キロワットの実現を目指すかまえだ。
(画像は電源開発のホームページより)
▼外部リンク
電源開発 プレスリリース
http://www.jpower.co.jp/