神戸製鋼グループの神鋼環境ソリューションは、1月5日、神鋼環境メンテナンス、IHI環境エンジニアリングと共に3社で構成する特別目的会社(以下、SPC)が、兵庫県高砂市より、「東播臨海広域市町村圏における広域ごみ処理施設整備・運営事業」を受注したことを発表した。
この事業は、兵庫県東播磨地区2市2町(高砂市、加古川市、稲美町、播磨町)から排出される可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみを処理するもの。
日量429トンの可燃ごみを処理する施設、ならびに日量34トンの不燃・粗大ごみを処理する施設の設計・建設、運営・維持管理業務、及び既存施設の解体・撤去業務等を遂行する事業だ。
今回、可燃ごみ処理施設に採用した「回転ストーカ式焼却炉」は、火格子がボイラ水管壁で構成されるストーカ式の焼却炉で、IHI環境エンジニアリングが保有する技術。高い耐久性を有し、幅広いごみ質への対応や、低空気比燃焼、高効率熱回収性能等が特長で、安全・安定燃焼の実現を目指す。
なお、施設の設計・施工は、神鋼環境ソリューションが担当。2022年3月までの完工を予定し、運営・維持管理業務は、2022年4月以降、20年間にわたり、SPCが行う計画である。
今回受注した事業の契約金額は、345億5,215万2,000円(消費税別)。神鋼環境ソリューション播磨工場、神戸製鋼所高砂製作所・加古川製鉄所などの協力による、神戸製鋼グループ一丸となった施設整備・事業運営を進める予定だ。
なお、神鋼環境ソリューション、神鋼環境メンテナンス、IHI環境エンジニアリングの3社は今後も、多様化する顧客ニーズに対応していくとともに、環境負荷低減社会実現の推進に努める方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社神鋼環境ソリューション
https://www.kobelco-eco.co.jp/
神鋼環境メンテナンス株式会社
https://www.kobelco-eco.co.jp/skm/
株式会社IHI(旧:株式会社IHI環境エンジニアリング)
https://www.ihi.co.jp/