11月の受注高は9,445億円
国土交通省は12月27日、平成28年11月の「建設工事受注動態統計調査(大手50社)」の結果を公表した。これによると11月の建設工事の受注高は、前年同月比6.0%マイナスの9,445億円。4か月ぶりに減少へと転じた。
このうち国内からの受注は、対前年同月比2.7%増の9,275億円。民間工事が増加し、公共工事が減少している。
海外からの受注は前年同月比83.2%減の171億円となり、先月の増加から再び減少へと転じた。
民間工事の受注高は7,226億円
国内工事のうち民間からの受注高は、前年同月比21.6%増の7,226億円で、2か月連続で増加している。製造業は7.8%増、非製造業も26.1%増加した。
発注者別でみると、サービス業、電気・ガス・熱供給・水道業、不動産業などが増加しする一方で、運輸業、郵便業が減少となった。
工事種類別では建築、土木ともに増加。住宅、工場・発電所、店舗などが増加したが、事務所・庁舎、医療・福祉施設、倉庫・流通施設などが減少している。
公共工事の受注高は1,654億円
公共工事の受注高は、前年同月比38.1%減の1,654億円で、2か月連続での減少。国の機関は56.9%の減少。地方の機関も0.3%減少した。
発注者別でみると、国の機関はすべて減少しており、地方では都道府県、その他が増加し、市区町村、地方公営企業が減少している。
工事種類別では建築、土木ともに減少。工場・発電所、教育・研究・文化施設、港湾・空港などが増加し、道路、土木その他、事務所・庁舎などが減少となった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001157135.pdf