第4軸が高効率に
東京電力フュエル&パワーは、12月26日、横浜火力発電所7号系列第4軸のガスタービン等の取り替え工事が完了し、12月25日より営業運転を再開したことを明らかにした。
横浜火力発電所7号系列の概要
横浜火力発電所7号系列は、4軸で構成。発電システムには、1300度級コンバインドサイクル発電(ACC)を、燃料にはLNGを採用し、1998年1月より全ての運転を開始していた。
しかし、同社では、発電効率の向上および増出力を目的とし、ガスタービンおよび高中圧蒸気タービンの取り替え工事を順次スタート。2015年7月には第2軸を、2016年7月には、第1軸の工事をそれぞれ完了させた。
なお、今回の第4軸における工事により、発電効率は54.1%から55.8%へ向上し、定格出力も35.0万kWから37.7万kWへ増加。また、年間の燃料費は約8億円、CO2排出量は約3万トン削減できる見込みになったという。
福島復興の原資を創出
現在、同社では、7号系列第3軸、8号系列第1軸、第2軸についての工事を進めており、完工は2018年1月の予定だ。
なお、同社は今後も引き続き、燃料費の抑制と電力の安定化に努めるとともに、福島の復興に向け、最善を尽くす方針である。
(画像は東京電力フュエル&パワーのホームページより)
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東京電力フュエル&パワー プレスリリース
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