インドの新排出基準に対応
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、12月21日、インドの合弁会社であるL&T-MHPS Boilers Private Limited(以下、LMB)に排煙脱硝装置(以下、SCRシステム)のライセンス供与と、技術支援を行う技術ライセンス契約(以下、TLA)を締結したことを発表した。
SCRシステムは、アンモニアを還元剤として、触媒によりNOx(窒素酸化物)を無害な窒素と水に換える技術。今回のTLA締結は、同国内におけるNOx排出規制強化に対応するためのものである。
LMBには独占権を付与
LMBは、グジャラート州のハジラ(Hazira)に最先端のボイラー工場を所有。
今回のTLAでは、同国内における新設ボイラー用、またはLMBが製造した既設および建設中のボイラー用として、SCRシステムの設計、エンジニアリング、製造、据え付け、運転調整ならびに販売の独占権を、LMBに与える。
一方、他のボイラー製造業者が製造、もしくは建設中のボイラーについては、非独占的な権利を付与するという。
最も信頼性のある技術で貢献
世界的な排出規制強化の流れを背景に、SCRシステム等の需要拡大が今後も見込まれる。
MHPSは、最先端の技術を用いた、高効率かつクリーンな発電分野で、これからも電力供給の安定と地球環境保全に努めていく方針だ。
(画像はMHPSのホームページより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ プレスリリース
http://www.mhps.com/news/20161221.html