国土交通省は12月15日、平成28年10月9日に実施された「設計製図の試験」の合格者(平成28年一級建築士試験の合格者)が決定した、と発表した。
一級建築士試験は、建築士法により、国土交通大臣の指定試験機関である公益財団法人建築技術教育普及センターが実施する。
設計製図の試験の受験者数は8,653人、合格者数は3,673人で、両方とも過去5年間で最低となった。
過去5年間の受験者数・合格者数・合格率は、以下のとおりである。
平成23年1,1202人4,560人40.7%
平成24年10,242人4,276人41.7%
平成25年 9,830人4,014人40.8%
平成26年 9,460人3,825人40.4%
平成27年 9,308人3,774人40.5%
平成28年 8,653人3,673人42.4%
平成28年の学科試験の実受験者数と、平成26年または平成27年の学科試験合格者で平成28年設計製図試験の受験者数の合計は、30,648人だった。
平成28年度に一級建築士の資格を取得したのは、3,673人で、総合的な合格率は12.0%であった。
合格者の年齢別構成は、29歳以下が42.5%、30歳代が42.3%、40歳以上が15.2%で、平均年齢は32.5歳。
合格者には合格通知書を送付し、不合格者には不合格の旨および成績の通知をする。
合格者の受験番号は、試験問題、合格基準点等と共に、建築技術教育普及センター本部・支部および都道府県建築士会の事務所、および建築技術教育普及センターのホームページで確認することができる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレス発表
https://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000644.html