タイ国現地法人NS-OG Energy Solutions (Thailand) Ltd.(NSET)は12月15日、タイ国で二輪車製造を行うHonda グループのThai Honda Manufacturing 社(THM社)向けのコージェネ・オンサイト事業を受注した、と発表した。
NSETは、新日鉄住金エンジニアリング株式会社(NSENGI)と、大阪ガス株式会社(OG)の子会社であるOsaka Gas Singapore Pte. Ltd.(OGS)が、共同出資するタイ国の現地法人。出資比率は、NSENGIが70%、OGSが30%である。
THM社は、NSENGIとOGの提案による、高効率のガスエンジンコージェネレーション設備および冷水供給設備(エネルギー供給設備)を採用した。エネルギー供給設備は、THM社の工場構内に設置される。
NSENGIは、設計、調達、据付および操業指導を含み、建設工事のすべてを実施する。
NSETは、高効率のエネルギー供給設備を保有し、操業・保守を15年間担当する。オンサイト発電のコージェネレーションの導入により、THM社のエネルギーコストを削減し、工場の電源を安定化する。
今回の事業では、15年間で約10万tのCO2を削減する見込みである。
今回の事業は、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism、JCM)に基づくクレジットの獲得を目指す「環境省 平成27年度 JCM 設備補助事業」に採択されている。
NSENGIとOGは、JCMを活用し、日本のCO2削減目標の達成に貢献する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/315