アズール・ノース発電・造水プントが稼働
住友商事は12月12日、クウェートにて仏エンジー社及びクウェートのAbdullah Hamad Al Sagar&Bros. Co.と共同で開発を進めてきた「アズール・ノース発電・造水事業」が完成し、商業運転を開始したと発表した。2013年に着工し、当初の予定期日通り11月26日に完工した。
総事業費は約1,800百万米ドル。事業費の大半はプロジェクトファイナンスにて調達した。クウェートの政府機関が60%出資し、住友商事も主要株主として17.5%を出資。保守運営についてもO&M会社をエンジーと共同で設立し、主体的に関与している。
火力発電と淡水が設備からなるプラント
アズール・ノース発電・造水プラントは、首都クウェート市の南約100キロメートルに位置する。約1,500メガワットの天然ガス焚き複合火力発電設備と、日量約48万トンの海水淡水化設備から構成されており、クウェート総発電能力の約12パーセント、淡水化能力の約23パーセントを担う。
クウェート初の民間企業活用型の売電・造水事業となり、発電・造水された電力と水は40年間にわたってクウェート電力・水省に供給される予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
住友商事株式会社のプレスリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29662?tc=bx