大林組など、タブレットで情報共有できるコンクリート施工管理システムを開発

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大林組など、タブレットで情報共有できるコンクリート施工管理システムを開発

2016年12月15日 22:00

ICTとCIMを活用した新たな管理システム

大林組は12月12日、スカイシステムと共同でICTとCIMを活用したコンクリート施工管理システムを開発したと発表した。

道路やダムなどのインフラの多くが老朽化し、更新時期を迎えている。これらの構造物はほとんどがコンクリートでできている。インフラ更新に当たっては、コンクリートの施工精度が改良後の品質の良しあしに直結する。

しかし、コンクリートは時間がたつにつれて流動性が低下するため、一定の時間内にコンクリート打設が終了しなかった場合、コールドジョイントや充填不良などの不具合が生じやすくなる。

これまでは不具合の発生を防止するために、現場の監督者がコンクリートの練り混ぜ開始から打設終了までの時間や、打重ね時間間隔、打設場所などを手書きでメモに記入して管理していた。

道路やダムなどの大規模工事では、広い範囲で何度もコンクリート打設を行うため、手書きメモによる管理では作業がはかどらないという課題がある。

手書きメモより効率的な施工管理を実現

そこで開発されたのが、ICTとCIMを活用した管理システムである。

新たな開発それたコンクリート施工管理システムは、タブレット端末のアプリケーションを使って、コンクリートの練り混ぜ開始から打設終了までの時間、打設区画、品質試験結果などをリアルタイムかつ一元的に管理できる。

入力された情報はCIMの属性情報として記録され、現場を監督する技術者などが3Dモデル上で最新の情報を共有できる。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

株式会社大林組のプレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20161209_1

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