株式会社HOOPは9日、同社企画、バリアレスシティ実行委員会主催による「バリアレスシティ アワード&コンペティション2016」の開催を発表した。第2回となる今回は前回に引き続き、日本建築士会連合と東京建築士会が後援。ここへ新たに、東京都ならびに国土交通省も後援に加わる。
「バリアレスシティ アワード&コンペティション」を主宰するバリアレスシティ実行委員会は、車いすテニス選手の本間正広氏が「車いすであることを理由に飲食店への入店を拒否された」という出来事をきっかけとし、HOOP代表の本多健氏とともに立ち上げたもの。
東京オリンピックが開催される2020年を1つのめどに、「誰でも旅行しやすい社会をつくる」という目標のもとで活動に取り組んでいる。
この活動の一環となる「バリアレスシティ アワード&コンペティション2016」は、「旅行者に優しいデザイン」というテーマのもと、「実作部門(アワード)」「提案部門(コンペティション)」という2つの部門で構成されている。
うち「実作部門」は、外国人旅行者や車いす利用者を含め多様な旅行者に配慮した「デザイン」「取組」を募集するもの。建築家やデザイナー、企業として、またはボランティア活動やNPO活動として、すでにテーマに沿った取り組みを行っている場合が応募の対象となる。
一方の「提案部門」は応募制限を設けておらず、プロ・アマ、職種の別を問わず誰でも応募が可能。外国人旅行者や車いすなどの旅行者などに「日本に来てよかった」と思ってもらえるようなアイデアを広く募集するものとなっている。
「バリアレスシティ アワード&コンペティション2016」の応募締め切りは2017年1月16日(月)。審査員長に日本建築士会連合会会長の三井所清典氏を迎え、プロはもちろん当事者目線からの審査を経たのち、3月18日(土)に表彰式が行われる。募集要項など各種詳細は、「バリアレスシティ アワード&コンペティション2016」公式サイトを参照のこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社HOOP プレスリリース(アットプレス)
https://www.atpress.ne.jp/news/114960
「バリアレスシティ アワード&コンペティション2016」公式サイト
http://www.hoop2015.com/