ガス田の分離・昇圧設備の増設プロジェクトを受注
日揮株式会社(JGC)は12月8日、現地法人のJGCアルジェリア社と共同で、アルジェリア国営炭化水素公社(ソナトラック社)が操業するガス処理プラント向け分離・昇圧設備の増設プロジェクトを受注した、と発表した。
原料ガスを昇圧する設備を増設
日揮は、プラントが操業可能な状態まで責任を持って遂行し、契約締結時に受注金額を確定するランプサム・ターンキー契約を締結した。
日揮が受注したガス処理プラントは、首都アルジェの南方約500km離れた内陸部のハッシルメル地区にある天然ガス田に建設する。
ガス田の埋蔵量はアルジェリア内の半分以上あり、世界有数規模で日産1億9,000万立方メートル。プラントで二酸化炭素などの不純物を取り除き、一部は海底パイプラインで欧州にも輸出される。
プロジェクトは、ソナトラック社が操業するガス処理プラント向けに、地中のガス田に空気を送り込んで原料ガスを昇圧する設備を増設し、安定的に生産量を維持できるようにする。
日揮は、ガス田の圧力を高めるコンプレッサー(圧縮機)など昇圧設備一式に係る設計や機材調達、建設工事を請け負う。試運転および性能試験なども行う。
2年ぶりに1000億円を超える大型受注
契約金額は約1,200億円で、日揮が1000億円を超える大型受注するのは2年ぶりとなる。工期は、38か月、2020年前半までに完成予定。
(画像は日揮株式会社の公式ホームページより)
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日揮株式会社のニュースリリース
http://www.jgc.com/jp/DisplayHtml/view/162