中国国内でトップシェア
新日鉄住金エンジニアリングは、12月5日、中国合弁子会社である北京中日聯節能環保工程技術有限公司(以下、BJCEEE)における中国でのコークス乾式消火設備(Coke Dry Quenching equipment/以下、CDQ)の累積受注が、50基に達したことを発表した。
BJCEEEは、北京首鋼設計院との合弁で2003年に設立。コークスの排熱を蒸気として回収して、発電等に利用するCDQの設計、製造、販売等を手掛けており、中国国内でのCDQフルターンキー案件においては、現在トップシェアを誇る企業として位置付けられている。
今年に入って連続受注
今年に入り、首鋼京唐鋼鉄 連合有限責任公司からの受注に加え、山西省・山東省の顧客からもCDQを連続受注した。
これまでの50基におよぶ実績数は、日本国内の全CDQ設置基数を大きく上回るもので、年間総発電能力は、一般家庭140万世帯分の年間電力使用量相当の発電量となる約7,100GWh、CO2削減量は、約390万トンにのぼることとなった。
グローバルに事業を展開
中国では、環境規制の強化を背景に、CDQの市場が急速に拡大している。
同社は今後も、中国における省エネルギーやCO2排出量の削減に貢献するとともに、CDQの拡販を通じて、世界の環境保護に取り組む方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング プレスリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/314