住友商事と住商機電貿易は12月1日、タイ発電公社から大型変電所を受注したと発表した。
受注したのはタイのチャチューンサオ県にある、500キロボルトおよび230キロボルト・ガス絶縁開閉装置タイプの「チャチューンサオ2変電所」の、土木据付込み一括請負工事契約。
住友商事とタイのBlack&Veatch Thailand社、Italian-Thai Development社のコンソーシアムが、タイ発電公社から受注した。契約金額は約42億円で、2018年11月に完工の予定。
この事業で住友商事は、コンソーシアムリーダーならびに500キロボルトおよび230キロボルトガス絶縁開閉装置の輸出を担当。Black&Veatch Thailand社は設計及び、その他変電所設備の供給。Italian-Thai Development社は土木・据付工事を担当する。住商機電貿易は積極的な販促活動で、今回の受注決定に貢献した。
タイでは2014年から2036年までの年平均経済成長率が約4パーセントの見込みで、今後ますます電力需要が高まると予想される。
これに対応するため政府は、2030年までに発電容量を倍増させる計画を立てており、安定した電力供給のために送変電網設備の強化に取り組んでいる。
「チャチューンサオ2変電所」も超高圧基幹送変電網整備事業の一環として整備されるもの。完成後は工業団地が集積し、電力需要が大きいバンコク東部へ安定した電力供給を行うと同時に、最新設備の導入による効率化や省スペース化を実現。環境負荷低減にも貢献する。
(画像はプレスリリースより)
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住友商事株式会社、住商機電貿易株式会社のプレスリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=29603?tc=bx