株式会社洸陽電機は11月28日、栃木県那須町豊原で建設してきた那須町豊原太陽光発電所が11月25日に竣工した、と発表した。
那須町豊原太陽光発電所は、出力750kW、年間発電量約97万kWhの予定で、設計・施工・保守・管理を洸陽電機が行う。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)における買取価格は、産業用10kW以上の太陽光発電の場合、平成24年度40円/kWh、平成25年度36円/kWh、平成26年度32円/kWh、平成27年度29円および27円/kWh、平成28年度24円/kWh、と徐々に下落した。
このため現在、太陽光発電事業には、銀行やリース会社からの融資が受けにくくなっている。
那須町豊原太陽光発電所は、平成28年度の固定価格買取制度(FIT)により、24円/kWhでの買取が認定されており、一般的には採算性が低い事業といわれている。洸陽電機は、工事原価の削減努力により採算性を確保し、NECキャピタルソリューション株式会社とオペレーティングリース契約を締結し、事業化を実現した。
洸陽電機は、今回初めてFIT24円の太陽光発電事業の取り組みとなる。
売電は、竣工日と同じく、11月25日から開始した。
洸陽電機は、今回の事業化をモデルケースとし、採算性が懸念される太陽光発電所に積極的に取り組む予定。また、太陽光発電に限らず、地熱発電、水力発電、バイオマス発電など再生可能エネルギーを開発する予定である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社洸陽電機のニュースリリース
http://www.koyoelec.com/news/release/20161128-1567.html
NEC キャピタルソリューション株式会社
http://pdf.irpocket.com/C8793/irQp/pV6q/KOV5.pdf