総事業費は約167億円
イーレックスは、11月18日、昨年2月15日に着工した、同社子会社であるイーレックスニューエナジー佐伯株式会社佐伯発電所が、商業運転を開始したことを発表した。
新発電所の概要
イーレックスニューエナジー佐伯株式会社佐伯発電所は、大分県佐伯市に位置。2013年6月より稼働している土佐発電所に続く同社グループ2番目のバイオマス発電所である。
燃料には、PKS(パーム椰子殻)、石炭を採用し、定格出力は5万kW、年間売電量は約31万5,000Whを見込む。
なお、今回の新発電所における操業開始により、同社グループのバイオマス発電所の発電出力は、従来の3.5倍となる70MWに増加することになった。
バイオマス発電事業を推進
経済産業省の発表によれば、2030年度の「バランスの取れた電源構成」については、バイオマス発電比率を約3.7~4.6%と推定している。
一方、同社は、中期経営計画「DASH1000」として、4~5年後に1,000億円の売り上げ、10%の営業利益率、ROE20%以上等の経営目標を掲げており、この目標を達成するため、「FIT制度を活用した自社のバイオマス発電の強化」に力を注いでいる。
なお、今後も同社グループでは、バイオマス発電事業の強化を図り、日本最大級の発電事業者を目指していく方針だ。
▼外部リンク
イーレックス プレスリリース
http://tyn-imarket.com/