大和ハウスグループの株式会社フジタは11月14日、第64回建築施工技術研究発表会および第41回設備技術発表会を合同開催にて執り行った。
これら発表会は、過去1年間での建築・設備およびその周辺技術にかかる優秀な実施例を発表し、技術情報を蓄積するとともにこれを同社のネットワーク全店に拡大、展開技術力を高めるとともにさらなる社会貢献へ向けた実践・応用を進めることを目標に行われているもの。
フジタによれば、建築施工技術研究発表会と設備技術発表会が合同で行われるのは今回で14回目になるという。
「強靭な組織づくりで収益・品質の最大化」のスローガンのもと、今回の発表会にはフジタの本社および全国8支店、支社、事業部そしてグループ会社より約249名が参加。優れた新規性や独自性を備えた技術的取り組みが多岐にわたる分野から発表された。
また中国の医薬品製造品質管理規範(GMP)認証を受けた設計施工事例と運用後の検証についての報告が行われるなど、日本国外における取り組みも紹介。加えて、今年4月に発生した熊本地震を受けての被害状況と復旧対応の報告、ならびに災害発生時の効率的な復旧作業目指した情報共有が図られた。
さらに発表会では同社内における優れた取り組みの表彰も併せて行われ、建築部門では「高層建物の複合カーテンウォールにおける性能の向上と施工法の合理化」が、設備部門では「大空間製造工場における空調方式の最適化検証と施工事例」にそれぞれ最優秀賞が贈られた。
なお当日の会場においては、フジタの平野常務が訓話を発表。このなかで平野氏は、同社が目指す確かなものづくりにおいて、一人ひとりの経験やノウハウの蓄積が重要であると説明し、発表会が各自で培ってきた技術・ノウハウの伝承の場となることへの期待感を示した。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大和ハウス工業株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000715.000002296.html