生コンクリート情報を電子化
大成建設は、11月22日、施工関連情報を管理、共有するT-CIM(R)システムのうち、現場打ちコンクリート工事を対象とした「T-CIM(R)/Concrete」を構築し、施工現場への導入を開始したことを発表した。
新システムの概要
新システムでは、生コン工場での練り混ぜから打設完了までの生コンクリート情報を電子化。
全ての工事関係者が、リアルタイムにインターネット上のWEBサーバで閲覧できるため、情報共有のほか、出荷管理、運搬管理、受け入れ管理、打設管理、品質管理をスムーズに行うことが可能だ。
また、生コン車の待機時間や配車を最適に管理でき、フレッシュな生コンクリートの打設が可能となるためコンクリートの品質向上に貢献するだけでなく、打設管理帳票や品質試験管理図なども、新システムから自動出力できるため、工事担当者の業務効率化、ひいては現場の生産性向上につながるという。
情報通信技術をフル活用
これまで、現場打ちコンクリート工事における打設管理は、生コン工場からの出荷伝票や工事担当者による現場での記帳により行われていたが、今回の新システムの開発、適用により、必要な情報を電子化し、一元管理できるようになった。
国土交通省では現在「i-Construction」を推進中。同社は今後、この主旨に寄り添いながら、新システムを全国の施工現場へ展開していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大成建設 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/