石炭火力発電所の高性能排煙処理システムの改善工事
三菱日立パワーシステムズは11月22日、「中国華電鄒県石炭火力発電所」の高性能排煙処理システムの改善工事が完成し、営業運転を開始したと発表した。
三菱日立パワーシステムズの現地合弁会社「浙江菲達菱立高性能烟気浄化系統工程有限公司(FMH)」が、中国華電集団グループの華電鄒県電力有限公司から受注していた排煙処理システムの改善工事。中国華電集団は中国5大電力会社の一つ。
脱硫率を98.8%、煙突入口煤じん濃度は約5分の1に
今回完成した改善工事は、山東省にある華電鄒県発電所の出力100万キロワットの8号機を対象としたもの。電気集じん装置、排煙脱硫装置、ガスガスヒーター(GGH)などの改造および追加設置を行い、ボイラー排出ガスに含まれる二酸化硫黄と煤じんを除去して低濃度化を実現するのが目的だ。
改善工事の結果、脱硫率を98.8パーセントまで高め、煙突入口煤じん濃度は従来の約5分の1に抑えた。中国の最新環境規制値のなかでも大都市に適用される特に厳しい規制値である「近ゼロ値」を達成。大幅な環境負荷低減を実現したことで、発注先である
華電鄒県電力有限公司からも高い評価を得ています
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
とのことだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ株式会社のプレスリリース
http://www.mhps.com/news/20161122.html