IoT技術を活用した「多点温湿度モニタリングシステム」
戸田建設は11月22日、村田製作所と共同でIoT技術を活用した「多点温湿度モニタリングシステム」を、富山県黒部市にて施工した「富山県黒部市パッシブタウン黒部モデル第2期街区」の住戸部分に導入したと発表した。住宅部分での「多点温湿度モニタリングシステム」の採用は初めて。
このシステムは無線方式のセンサにて室内の温湿度を測定・モニタリングするもの。従来の有線方式とは異なり配線工事が不要となるため、住戸内のレイアウト変更にフレキシブルに対応できるのが特徴だ。
無線通信技術を用いて複数のセンサ情報を処理
無線通信ネットワークの中心機器とするゲートウェイを設置しており、内蔵アプリケーションによって複数の温湿度センサの情報を同時に処理することができ、将来のセンサ増設にも対応する。
温湿度のムラや変化などの環境情報を細やかに測定できる「多点温湿度モニタリングシステム」は、空調機器の自動制御システムと連動させることで、最も効率の良い運転モードでの機器運用が可能となり、優れた省エネ効果が期待できる。
今後は住宅だけでなく、オフィスや工場など様々な用途の建物に「多点温湿度モニタリングシステム」を提案していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
戸田建設株式会社のプレスリリース
http://www.toda.co.jp/news/2016/20161122.html