三井住友建設は、11月24日、ベトナムの建設会社と共同企業体で、ODA事業「ホーチミン都市鉄道1号線建設工事パッケージ1a」を、約227億円(JV総額)で受注したことを発表した。
同社は現在、ベトナム北部でラックフェン国際港へのアクセス道路・橋梁建設工事を、南部で南北高速道路建設工事のJ2工区およびJ3工区の3工事を全てODA事業にて進めており、今回の工事開始で、ODA事業である4工事全てを同時に実施するという運びになったという。
ホーチミン都市鉄道1号線は、総延長19.7キロメートルを有するベトナム初の都市鉄道。ホーチミン市中心部に位置し、将来、他路線が集まるターミナル駅となる予定のベンタイン(Ben Thanh)と、同市東北部のスオイティエン(Suoi Tien)を結ぶ。
プロジェクトは、ベンタイン駅を始発駅とする2.5キロメートルの地下区間と、17.2キロメートルの高架区間で構成。
同社JVは、2工区に分けられた地下区間のうち、ベンタイン駅(地下鉄)、内装・設備工事含めた約240メートルおよび、軌道トンネル約510メートルの総延長750メートルを施工する計画であり、工期は48カ月を予定している。
今回のプロジェクト着工に伴い、11月17日に起工式を開催。式典には、ホーチミン人民委員会のコア副委員長、クオン交通局長、クアン都市鉄道監理局長、在ホーチミン日本国総領事館の中島敏総領事など、関係者約200名が出席した。
同社は、ベトナムでのインフラ整備工事のリーディングカンパニー。今後も、ベトナムだけでなく東南アジア各国のインフラ整備事業を推進し、経済発展に貢献していく考えである。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設 プレスリリース
http://www.smcon.co.jp/2016/112418304/