ソフトバンク コマース&サービス株式会社は11月17日、建築および土木の測量用に、ドローン、高精度カメラ、タブレット用アプリケーション「Site Scan」をセットにした「SOLO & Site Scanパッケージ」の提供を開始する、と発表した。
「Site Scan」を使用するには、別途iPadセルラーモデルが必要。
ドローンは、米国の3D Robotics Inc.(3DR)製の「3DR SOLO」。
業界で初めて本体とコントローラーに1GHz Linuxコンピューターを搭載し、本体を制御しながら自動的にカメラ操作ができる。継続飛行時間は、カメラとジンバルを搭載した状態で最大20分、搭載しない状態で25分。
カメラは、ソニー製の高精度カメラ「UMC-R10C」を採用し、解像度5,456×3,632ピクセル、ISO感度100~16,000相当の性能で、誤差5cm以内の測量データを得ることができる。
「Site Scan」は、3D Roboticsと米国Autodesk Inc.とが共同開発したタブレット用アプリケーション。ドローン「3DR SOLO」の自律飛行で得た撮影データを、クラウドテクノロジーを活用し、自動で3Dデータ化を行う。
データの対応ファイル形式は、統合オルソ+ラスターサーフェス(GeoTIFFs)、 3D点群データ(RCS、LAS)、3Dメッシュデータ(OBJ、FBX、RCM)など多様。
よって、専門知識や技術がなくても、効率的に高精度な測量が可能で、3Dデータをアプリケーションに取り込み、地図の作製、造成計画、実施設計、工事進捗管理などに活用できる。
ソフトバンクC&Sは、「SOLO & Site Scanパッケージ」の提供により、ICTを活用して建設現場の生産性向上を図る国土交通省の「i-Construction」の取り組みを支援する。
(画像はプレスリリースより)
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ソフトバンク コマース&サービス株式会社のプレスリリース
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