清水建設と共同企業体を組成
IHIは、11月15日、清水建設と共同で、福島ガス発電(以下、FGP)より、貯蔵容量23万キロリットルの地上式LNGタンク1基の設計・調達・建設業務を受注したことを発表した。
IHIは、1969年、日本初のLNGタンクを東京ガス根岸工場に納入して以来、国内外で130基以上の受注実績を誇るトップメーカー。一方、清水建設は、この日本初のLNGタンク建設を手掛けて以来、地下式・PC地上式と、いずれの形式のタンクについても、建設会社として国内トップシェアを誇っている。
受注概要
今回受注したLNGタンクは、石油資源開発が、現在相馬LNG基地に建設中の、貯蔵容量23万キロリットルの地上式LNGタンクに続く連続受注となった。
新設タンクは、FGPが建設を開始する「相馬港天然ガス火力発電所(仮称)」の隣に位置する「相馬LNG基地」内に設置。来春に建設を開始し、2020年春に運転開始の予定だ。
なお、建設にあたっては、2012年にIHIが開発した新工法「J.C.Method(R)」を適用。屋根ブロックの組み立てに続いて、PC壁構築工事とタンク内槽工事の同時並行作業を行うことで、建設工期の大幅な短縮を実現するという。
福島の復興に貢献
IHIと清水建設は、FGPとともに、福島県浜通り地域の産業復興や新たなまちづくりなどに貢献していく考えだ。
また、IHIは、今後も積極的に受注活動を行い、環境に配慮したエネルギーの安定供給に取り組む方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/
清水建設 ホームページ
http://www.shimz.co.jp/