作業員約350人に
ユアテックは、11月14日、送電線の架線工事現場作業における負担軽減、安全確保、作業性向上などを目的に、「ラインマンスーツ」および「導電靴」を開発したことを発表した。
また、同社ならびに協力会社の作業員約350人を対象に、これらの導入を決めたことも併せて明らかにした。
「ラインマンスーツ」および「導電靴」の特徴
「ラインマンスーツ」は高い耐久性を持つレスキュー隊ウェアがベース。
制電性素材を使用することで、送電線架線工事時における静電気の発生と、静電誘導等による人体への帯電を抑制するほか、帯電した電気を緩やかに放出する。また、ファスナーには、全て帯電しにくいプラスチック製を採用した。
さらに、3次元立体裁断構造により全身の動きやすさを徹底追及。作業員の疲労軽減効果も期待できる仕様とした。
一方、「導電靴」には、放電を緩やかにする特性を有するだけでなく、黄色のラインをデザインに取り入れ、作業員の視認性向上につなげたという。
作業員の安全と作業性の向上
今回開発した「ラインマンスーツ」および「導電靴」は、事故や災害の原因となる恐れがある、身体からの急激な放電の衝撃を防ぐものとして期待が寄せられる。
なお、同社は今後も、作業員の事故や災害のリスク低減に取り組むとともに、さらなる作業環境の向上に努めていく考えだ。
▼外部リンク
ユアテック プレスリリース
http://www.yurtec.co.jp/release/2016/main/r161114.html