健康的な環境を実現
竹中工務店は、11月8日、千葉大学と共同で、千葉大学予防医学センター内に寄附研究部門を設立し、10月より共同研究を開始したことを発表した。
この取り組みのコンセプトは、人と建築が寄り添うことで、健康的な環境を実現する「健築(R)」。健康経営・健康社会の実現を、空間・まちづくりの面から追及していく考えだ。
共同研究の主な内容
両者は、まず、「健築(R)」に関わるエビデンスを整理。歩きやすいまちや、自然の光や緑が健康に及ぼす影響等を検証し、空間設計・まちづくりにいかせるようにする。
また、オフィス環境と行動・健康に関するアンケート調査やウェアラブルウォッチを使った行動計測と心理調査を実施するとともに、予防医学、スポーツ、メンタルヘルスなど、有識者を招いた意見交換を行い、多様な視点から「健康社会と空間・まちづくり」について考えていきたいとしている。
健康社会を実現
日本は世界有数の長寿国。今後の課題としては、国民の健康寿命の延伸を目的とした産業面からの施策作成および、経営の最重要課題のひとつともいわれる健康経営の2点が挙げられる。
同社にとって、健康社会の実現は成長戦略の一環。同大学と連携を図り、研究を進めていくことで、今後も健康をサポートしていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店 プレスリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2016/11/02/index.html