権益17.5%を取得
関西電力は、11月7日、米国ニュージャージー州の天然ガス火力発電所「ウェストデプトフォード発電所」の運営に参画することを発表した。
これに伴い、丸紅の米国子会社「エムシー・ウェストデプトフォード・エナジー・インベストメント社」が保有する同発電所の権益17.5%を、同社米国子会社「ケーピック・ユーエスエー社」を通じて取得するという。
発電所の概要
「ウェストデプトフォード発電所」は、2014年に営業運転を開始した、合計出力78.8万kWのガスタービンコンバインドサイクル発電方式の天然ガス火力発電所。
ニュージャージー州グロスター郡に位置し、北米最大の電力市場であるPJM(Pennsylvania-New jersey-Maryland)を通じて、安定した電力供給を続けている。
北米を重点市場に
北米では、電力需要の増加や脱炭素化の流れを背景に、天然ガス火力電源の活用が今後も見込まれることから、同社は、北米を海外発電事業の重要マーケットと位置付けている。
今回の参画も、今年度2件目の北米における発電事業。今後も積極的に北米を含めた海外発電事業に取り組み、新地域への投資拡大を図りながら、国内トップクラスの海外IPP事業者を目指す方針だ。
▼外部リンク
関西電力 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/1107_1j.html