9月の受注高は1兆6,699億円
国土交通省は10月31日、「建設工事受注動態統計調査(大手50社 平成28年9月分)」を公表した。これによると9月の建設工事の受注高は、前年同月比16.3%増の1兆6,699億円。2か月連続での増加となった。
このうち国内からの受注は、対前年同月比21.3%増の1兆7,086億円。民間工事が減少し、公共工事が増加している。
海外からの受注は前年同月比241.2%減と大幅に減少。マイナス387億円となり、先月の増加から再び減少へと転じた。
民間からの受注高は9,766億円
国内工事のうち民間からの受注高は、前年同月比9.2%減の9,766億円。製造業は3.0%増となったものの、非製造業は11.3%減少した。発注者別でみると、不動産業、運輸業、郵便業、卸売業、小売業などが減少している。
公共工事の受注高は、対前年同月比136.7%増の6,810億円で、2か月連続での増加。国の機関は229.7%の増加。地方の機関も9.2%の増加がみられた。発注者別でみると、国の機関はすべてが増加し、地方では地方公営企業が増加している。
公共工事の工事種類別では建築、土木ともに増加。道路、娯楽施設、上水道・下水道などが増加となった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000641.html