新規掘削工事を受注
日本海洋掘削は、11月2日、アラブ首長国連邦アブダビ首長国所在のBunduq Company Limited(以下、Bunduq社)との間で、ジャッキアップ型リグ「SAGADRIL-1」による掘削工事契約を締結したことを発表した。
ジャッキアップ型リグとは、甲板昇降型リグのこと。海底に、船体を支える3本の脚をおろし、船体を波の影響を受けない高さまで持ち上げて、掘削作業を実施するものだ。
なお、今回使用される「SAGADRIL-1」は、全長59メートル、最大稼働水深91.4メートル、最大掘削深度6,000メートルを有し、居住区には100人もの作業員を収容できるベッド数がある。
受注概要
今回の契約先であるBunduq社は、アラブ首長国連邦・カタール国両国境線上に位置する「エル・ブンドク油田」の開発を目的として、アブダビ首長国により、設立された石油開発会社。今回受注した掘削工事も、同油田にて行われる。
契約期間は1坑(約40日)で、作業料金建ては、日割り作業料率方式を採用。掘削作業は、今年12月中旬より開始される予定だ。
3つの事業を推進中
同社は、日本唯一のOffshore Drilling Constructor、すなわち、海洋掘削専門企業として、海洋掘削事業のほか、エンジニアリングサービス事業、水平孔掘削事業を推進中だ。
なお、今後も同社は、技術革新の実現に努め、顧客の多様なニーズに対応していく方針である。
▼外部リンク
日本海洋掘削 プレスリリース
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