経済産業省から受託した国内石油天然ガス基礎調査事業
国際石油開発帝石が6月5日から行ってきた島根県及び山口県沖合における掘削調査が、10月26日に終了した。
この調査事業は経済産業省資源エネルギー庁から、「平成26~28年度国内石油天然ガス基礎調査事業(海上基礎試錐)」として受託したもの。
掘削場所は島根県北西沖合から約130キロメートル、山口県北沖合からは約140キロメートル、水深約210メートルの地点で、海底面下約2,900メートルまでの掘削を行った。この地域の試掘は、36年ぶりとなる。
最深部に高圧のガス層の可能性
今回の調査で浅部に薄いガス層を確認するとともに、以深部においてもガスの徴候が認められた。さらに最深部においては高圧のガス層の可能性を示す、想定外の強力なガス徴が見つかったという。
今後は今回の調査結果を踏まえ、引き続き島根・山口沖における有望構造の探鉱を進めるために、調査で得られた地質データを詳しく解析・評価し、石油・天然ガスの賦存状況を調べていく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国際石油開発帝石株式会社のプレスリリース
http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2016/20161028.pdf