新たに3機種を投入
技研製作所は、10月24日、既設構造物を撤去することなく、先端ビット付き鋼管杭により鉄筋コンクリートなどの障害物を打ち抜く工法「ジャイロプレス工法(R)」に対応した無公害型の回転切削圧入機の新型機として、3機種を開発したことを発表した。
新機種の概要
今回開発した新3機種は、大幅な軽量化を実現した「サイレントパイラー F301-G1000」、需要の多い杭径に幅広く対応する「サイレントパイラー F401-G1200」、高い回転トルクと回転スピードを発揮するハイスペック機「サイレントパイラー F501-G1500」だ。
これらすべての機種に「モジュール化設計」と最新の制御システムを導入したほか、圧入情報や機械情報などをリアルタイムに把握できる圧入情報端末、「新 GIKEN IT システム」を標準搭載。
位置情報・メンテナンス情報・稼動情報を自動的に専用のサーバーに蓄積し遠隔管理するなど、優れた機械性能を効率よく発揮することで、現場での施工性向上に大きく貢献することになった。
「インプラント工法」をグローバル展開
同社は、圧入機として、大口径ジャイロパイラーGRV2540を既に開発済み。今回の新機種投入で、インプラント構造による粘り強い構造物を合理的、効率的に構築するための幅広いラインナップが揃った。
都市再生整備において、「インプラント工法」は絶対的に欠かせない技術。今後、これらの圧入機を通じ、同工法のグローバル展開を、さらに推進していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
技研製作所 プレスリリース
https://www.giken.com/