ミトラ国際インドネシア(MKI)と国際設計は21日より、国内の建設不動産業界へ向けたコンストラクション・マネジメント支援サービス「CM Partner(シーエム パートナー)」の提供を開始した。
これは従来の建設プロジェクトチームに、「触媒」の役割を果たす「CMr(コンストラクションマネージャー)」を加えることで、受注機会を広げるとともに業務の効率化をはかることができるサービスだ。
MKIによれば、「CM Partner」においてはCMrが発注者や設計者(設計事務所)、施工者、維持管理者など業界における様々な役割に参画することで、それぞれ異なった相乗効果が期待できるとのこと。
例えばCMrが発注者と組んだ場合、CMrは建設プロジェクトのマネジメント業務を特化して担当。設計や施工上の技術的課題に対して中立な立場からの判断を下すことで、発注者の利益に結び付けることが可能だ。
加えて、分離発注方式や性能発注方式など設計施工分離方式以外の建設発注方式を採用することが可能となり、発注者の状況に応じたプロジェクトマネジメントが実現する。
また工務店を含む中小の総合建設会社や専門工事会社など、施工者がCMrと手を組む場合を例にとると、これに設計者(設計事務所)を加えた事業共同体として提案を行うことで、新規事業への参加機会が増えると予想される。
事業共同体の結成が可能になることで、企画設計提案・調整力の強化、透明性の高い分離発注方式・コストオン方式などでの業務遂行が可能となる点も見逃せない。
なおMKIはこれまで、「グローバル化推進」や「企画設計」、「コンストラクションマネジメント」「ファシリティマネジメント」といった業務を数々の海外プロジェクトを通じて実践してきた経緯を持つ。
今回の「CM Partner」では、これら同社の経験を国内で建設プロジェクトに携わる事業者へ提供。各事業者は同サービスを活用することで業務範囲(職域)を拡大するとともに、ひとつのチャンスからより大きな効果を上げることが可能な、競争力のある組織づくりを目指すことが可能であるとのことだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ミトラ国際インドネシア プレスリリース(ドリームニュース)
http://www.dreamnews.jp/press/0000140887/