Coltグループ内で、法人向けネットワークや音声、データセンターサービスをグローバルで展開しているColtテクノロジーサービスは、千葉県印西市にある東京データセンター2の敷地内に第2棟目となるデータセンター新棟の建設を開始することを公表した。
新棟は15メガワットの電源容量に、総面積5,000平方メートルのサーバールームを完備。さらに、最先端の技術を採用し、エネルギー効率に優れた設計になっており、増加するIT機器の高密度化ニーズにも対応している。この新データセンターは2017年秋期に開設予定。
近年、国内市場だけでなくグローバルコロケーション市場は、今後4年間で10~15パーセントの割合で拡大を続けていく。さらに、グローバルデータセンターと接続する通信トラフィック(データセンター間、データセンターと顧客間、データセンター内)は2019年には10.4ゼタバイトに達する見込みである。
同社は、サービスプロバイダーに加えユーザーからの需要に対応するため、この新棟を中核的データセンターとして位置づけている。そのため、世界でも業界最高レベルのセキュリティ及び技術仕様を誇っており、将来的な拡張性も考慮し、最新技術と設備を取り入れながら段階的に拡張を図っていく構えだ。
国交省が推し進める「アイ・コンストラクション」は、ICT技術の全面的な活用である。そのため、今まで土木や建設と関連の薄かったIT業界や通信関連業界など、様々な企業が土木建設分野との連携を模索している。今後、一層その流れは加速していくと思われる。
それに伴いICT技術の活用は、クラウド市場の拡張増大をさらに押し上げていくに違いない。その市場規模の拡大が、今回の新棟建設の一因にも繋がっている。
(画像はプレスリリースより)
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Colt プレスリリース
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