タイでの売電事業強化のために、新たな発電所を建設
関西電力は10月20日、タイのロジャナ工業団地内に第三発電所を建設しており、来年に完成する見込みであることを発表した。
関西電力は2003年から、タイ王国のロジャナ・パワー社の経営に参画。現在、アユタヤ県のロジャナ工業団地内に所有する第一発電所と第二発電所で発電した電力をタイ電力公社とロジャナ工業団地内の企業に販売している。
第三発電所は、より一層の収益を上げるために行うもので、ガスコンバインドサイクル発電方式、出力10.5万キロワットの発電所を建設する。工事自体は2015年10月に着工したが、来年の6月頃に完成のめどが立ったので公表に至ったという。
47.4万キロワットの電気の供給を実現
竣工後は第一発電所、第二発電所、第三発電所を合わせて、47.4万キロワットの電気の供給が可能となり、このうち27万キロワットをタイ電力公社に卸販売し、残りはロジャナ工業団地の企業向けに供給する予定だ。
関西電力ではこれまで培ってきた発電所事業ノウハウを活用し、
日本企業が多く進出するロジャナ工業団地の生産活動を、電力と蒸気の安定供給によって支えることで、洪水被害から立ち直り、新たな成長を目指すタイの経済発展に貢献してまいります
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
▼外部リンク
関西電力株式会社のプレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/1020_4j.html