経年劣化を踏まえた高速道路工事
三井造船は、10月20日、子会社であるドーピー建設工業が、東日本高速道路(以下、NEXCO東日本)北海道支社より、札樽自動車道大野橋(小樽市)の老朽化した床版取り替え工事を受注したことを発表した。
NEXCO東日本が管理する高速道路は、経年劣化のリスクが高まりをみせている。この状況を踏まえ、NEXCO東日本は昨年、国土交通大臣より、高速道路の大規模更新・大規模修繕の更新事業許可を得たという。
プロジェクト概要
今回受注した工事は、NEXCO東日本が発注する北海道の床版取り替え工事として初めての案件である。
具体的には、札樽自動車道朝里IC~銭函IC間に位置する大野橋(上下線)において、老朽化した既設床版を撤去し、新たにプレキャストPC(Prestressed Concrete プレストレスト コンクリート)床版を設置する工事だ。
社会産業インフラ分野に注力
三井造船グループでは、2025ビジョンを掲げ、ドーピー建設、三井造船鉄構エンジニアリング、三造試験センターの体制のもと、社会産業インフラ分野事業を強く推進中である。
今後、各種橋梁の更新・保全の需要増加を鑑み、同グループは国内のPC橋・鋼橋の新設、更新、保全等に積極的に取り組んでいく方針だ。
▼外部リンク
三井造船 プレスリリース
http://www.mes.co.jp/press/2016/20161020.html
ドーピー建設工業 ホームページ
http://www.dps.co.jp/