鹿島、打設時のスランプロスと材料分離を同時に解消するシステムを開発

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鹿島、打設時のスランプロスと材料分離を同時に解消するシステムを開発

2016年10月21日 20:00

高耐久なコンクリート構造物を構築

鹿島建設株式会社は10月18日、「新型バケット」と「OKホース(R)」を開発し、高耐久なコンクリート構造物を構築する新たな「コンクリート運搬・打設システム」を開発した、と発表した。

新型バケットとOKホースを開発

コンクリート運搬・打設システムは、新型バケットと扁平形状のOKホースの組み合せにより構成される。コンクリートのフレッシュ性状を変化させず、材料分離も生じない。

新型バケットは、内部に傾斜角度を大きくした円錐型のアタッチメントを設置し、コンクリートが滑り落ちやすくした。加えて、小型バイブレータと振動モータにより、コンクリートは振動しながら排出するので、排出口を塞がない。スランプ8cmの硬練りコンクリートでもスムーズに排出。

OKホースは、ホースを扁平形状にしたもので、コンクリートを連続的に排出し、コンクリート排出時の材料分離を抑制。また脱型後の表面気泡が少なく、耐久性の高いコンクリート構造物を構築することができる。

OKホースは、バケットばかりでなく、コンクリートポンプ車のブームに取り付けるタイプがあり、地下構造物を施工する際、地上から直接、地下のコンクリート打設が可能である。

新システムを各種コンクリート構造物に適用拡大

今後は、コンクリート運搬・打設システムおよびOKホースを、橋梁やボックスカルバート(箱型暗渠)など各種のコンクリート構造物の構築などに適用の拡大を図る。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

鹿島建設株式会社のプレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201610/18c1-j.htm

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