三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)と三菱商事株式会社は10月19日、ウズベキスタン共和国ナヴォイ発電所の第2号施設向けに、高効率発電設備の主要機器1式をフルターンキー契約で受注した、と発表した。
フルターンキー契約とは、単一の契約者が、プラント輸出等において、設計から機器などの調達、建設および試運転までの全ての業務を一括して請け負う契約。
ナヴォイ発電所は、ウズベキスタン共和国の国営電力会社ウズベクエネルゴが運営する。MHPSは、2013年に運転を開始した第1号施設に同一のGTCC発電設備を納入済み。
MHPSは、ナヴォイ発電所第2号施設向けに、M701Fガスタービンおよび蒸気タービンなどの主要機器1式を納入する。
高効率発電設備は、発電出力45万キロワット級、熱供給量2億kcal/hの熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備からなる。運転開始は、2019年の予定。
MHPSは、ガスタービン、蒸気タービン、発電設備の主要部分、空冷復水器、ガスコンプレッサーなど大物補機の設計・調達・製作・海上輸送と試運転を行う。発電機は三菱電機製。
三菱商事は、周辺設備の一部調達とプロジェクトの内陸輸送、土建工事や据付作業などを担当する。
ナヴォイ発電所第2号施設は、発電した電力を周辺地域に供給し、ナヴォイ工業団地にプロセス用蒸気を提供。冬場には地域暖房用の温水を周辺住民に供給する。
MHPSは、ウズベクエネルゴに110万キロワット相当の発電設備を供給済み。2015年には発電所の運転・保守、エンジニアへの技術トレーニングを実施し、O&Mの覚書も締結している。
MHPSは、今後も、ウズベキスタンの安定的かつ効率的な電力事業運営に貢献していく予定。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ株式会社のニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20161019.html