株式会社夢真ホールディングスと子会社株式会社夢エデュケーションは10月14日、ギアヌーヴ株式会社との間で資本業務提携契約を締結した、と発表した。
夢エデュケーションは、ギアヌーヴの発行済株式総数に対する所有割合34.1%を取得した。
現在、建設業界の技能労働者の3分の1は55歳以上となっており、他産業を上回る高齢化と若年入職者の減少のため人材不足が更に深刻化する恐れがある。
他方、建設投資額は、2010年の約42兆円を底に増加に転じ、2016年の見通しでは約51兆8千億円と回復している。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピック関連工事や、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線関連工事など、今後建設需要は一層高まると想定される。
このような状況下において、ITを積極的に活用して、生産性の向上、コスト競争力の強化、受注力の向上および管理業務の効率化することが建設業界にとって必須条件になっている。
夢真HDは2016年5月20日、ITエンジニアの教育および育成を主な事業とする夢エデュケーションを設立。また、建設現場に業務管理システムなどのITサービスを提供する株式会社ギャラクシーを2016年7月22日に子会社化し、建設業界のIT化を促進する方針。
今回、資本業務提携を行うギアヌーヴは、主に建設現場におけるデジタル画像管理システムの開発や保守および運用を事業とする。今後も、施工工程および建設原価管理システムや、技能者の施工力を数値化するツールなど、新たなITサービスを開発予定。
今後、ギアヌーヴは夢エデュケーションに建設業界に精通したITエンジニアの育成・教育研修などのノウハウを提供。また両社は建設分野における施工効率化のための新たなITサービスの開発などを行う。
▼外部リンク
株式会社夢真ホールディングスのニュースリリース
http://www.yumeshin.co.jp/ir/pdf/ir20161014.pdf