コンクリートのひび割れ補修シール材
アイカ工業株式会社は10月12日、コンクリートのひび割れ補修において、シール材として使用する「はがれる君」の発売を開始した、と発表した。
「はがれる君」は一液型のひび割れ注入工法用
コンクリートは経年変化、地震、台風などにより、ひび割れが発生する。ひび割れのあるコンクリート構造物は、劣化してくため適切な補修や補強が必要である。
アイカ工業は、コンクリート補修工法として「アイカクイックインジェクター工法」を提案し、簡易な注入工法かつ効果的にひび割れを補修できる方法として、現在トンネルや橋梁等の補修現場で使用されている。
クイックインジェクター(自動式低圧樹脂注入)工法は、加圧用輪ゴムを利用し、低圧で自動的に樹脂を注入する工法。ひび割れに沿い200~300mm間隔に貼り付けて注入する。樹脂はゴムの復元力とひびの毛細管現象により、ゆっくりとひび割れの先端まで完全に注入される。
新商品の「はがれる君」は、主成分を変成シリコーン樹脂をとした一液型のひび割れ注入工法用のシール材。表面乾燥時間は、目安として23度の温度で3~4時間。クイックインジェクター工法では、ひび割れ表面のシールや座金接着剤として使用する。
ひび割れ注入工法に最適
「はがれる君」は、コンクリートのひび割れに簡単に注入・除去でき、ひび割れ注入工法に最適な商品。はみ出たシール材は施工後簡単に除去することができ、現行品よりも低温時の射出性や塗布性に優れ、コンクリートとのはく離性が向上。
(画像はプレスリリースより)
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アイカ工業株式会社のニュースリリース
http://www.aica.co.jp/