ヤンゴン市にて水インフラの整備・拡充
東洋エンジニアリングは、10月11日、東京都水道局の監理団体である東京水道サービスと設立した「ジャパンコンソーシアム」が、ミャンマー・ヤンゴン市の無収水対策事業の契約を、同市の調達代理人である日本国際協力システムと締結したことを発表した。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、外務省の事業・運営権対応型無償資金協力(ODA)の枠組みを活用した案件。事業費予算として約18億円を計上し、2022年まで遂行される計画だ。
具体的には、配水状態を調査の上、漏水調査、水道管の取り替え・修繕、水道メーターの取り替え・設置等を通じ、漏水の低減や配水の改善を図る。
今後、ジャパンコンソーシアムでは、ヤンゴン市開発委員会と別途契約を締結。無収水対策工事が完了次第、順次、同委員会に対し、技術指導等の維持管理事業を実施する予定である。
ヤンゴン市のインフラ整備に貢献
ジャパンコンソーシアムは、このプロジェクトに先駆け、ヤンゴン市マヤンゴン地区において草の根無償資金を活用したパイロット事業を実施。無収水率を約77%から約32%まで半減させると共に、24時間の連続給水も成功させた。
今後、同社は、互いに連携を図り、高品質の日本製資機材や先端技術を投入することで、同市の水道事情改善に取り組むかまえである。
▼外部リンク
東洋エンジニアリング プレスリリース
http://www.toyo-eng.com/jp/ja/company/news/?n=568