東南アジアで初の試み
東京ガスは、10月3日、タイ王国にて天然ガス火力発電事業へ参画することを明らかにした。
今回、同社100%出資子会社の東京ガスアジア社は、同国において天然ガス火力発電所「バンボー発電所」を所有し、運営するイースタンパワー&エレクトリックカンパニー社の株式28%を、トタルガス&パワータイランド社から取得。東南アジアにて発電事業へ参画するのは、初めての試みとなった。
バンボー発電所の概要
バンボー発電所は、天然ガスを燃料とする、出力35万kWのガスタービンコンバインドサイクル発電方式の発電所で、首都バンコクより南東約50キロメートルのサムットプラーカーン県バンボー郡に位置する。
営業運転開始は、2003年3月。同国発電公社との間に、20年間にわたる長期売買契約を締結しており、今後も安定した収益が期待できるという。
海外で電力事業を積極展開
同国の電力市場は、約3%の成長が見込まれている。なかでも天然ガス火力は、電源構成の約60%を占めることから、同国の電源開発計画においては欠かせない存在となっている。
東京ガスグループは、今後も同国をはじめ、東南アジアや北米においてエネルギーインフラの構築や最適なエネルギーソリューションを提供していくとともに、現地エネルギー会社等との連携を通じ、現地での事業拡大に努める方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京ガス プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20161003-06.html